【MLB WS】第5戦は審判の3つの判定が勝敗に影響
アストロズが本領を発揮し、敵地で3連勝。逆襲王手です。
いやー流石です。
《ウルすけが考える第5戦アストロズ勝利の立役者》
☆先発コール
今回のコールはキレッキレ。フォーシーム、スライダーのキレ良し。カーブで虚を突く。特に、決め球によく使っていたスライダー(カットボールも含む)は、内角(左打者)への食い込みと外角(右打者)への逃げ、高いボール位置からの高めストライクゾーンへの落ちといった場合分けで打者を打ち取っておりました。7回1失点の好投でしたね。内に秘めた闘志が伝わる投球でした。
2回表のアルバレスの先制2ランホームランは、打った方を褒めるべき。外角低めをスタンドまで持っていくなんて、これぞメジャーのバッターだなと思います。私は、マリナーズにいた頃の佐々木選手が、同じく外角低めのストレートを右中間スタンドへホームランを打たれた映像が頭に残ってて、それを思い出しました。
☆コレア
4回表の2ランホームランは、この試合を決定づけたと私は考えます。打った瞬間にホームランと分かる完璧な当たりでした。
☆スミス
シリーズ5試合中、3試合に中継ぎとして登板しているアストロズのサブマリン(右下手投げ)をナショナルズは打ち崩せません。反撃を断ち切っている影の功労者といった感じでしょうか。
このように、アストロズは投打がかみ合い、其々の選手が持ち味を発揮し3連勝。
この勢いでホームに戻るので、アストロズが断然優勢ですね。
さて、タイトルについて(前置きが長すぎました・・ごめんなさい_(._.)_)
この試合の審判の判定は、外角についてかなり厳しいor疑惑が残るものでした。
第一の疑問となった判定は、4回2アウト、ランナー1塁の場面のコレア選手の打席におけるカウント0-2(2ストライク)でナショナルズのロスが投じた外角のスライダーが「ボール」の判定。
その後、4球目にロスが投じた真ん中のスライダーを、コレアは見逃さずホームランを打ちました。
第二の疑惑の判定は、7回2死の場面でコールが投じた外角高めのスライダーが「ボール」判例で四球となったこと。
第三は、上記場面の次の打者に投じた外角の球が、それまでの外角判定からすると疑問になる「ストライク」判定で見逃し三振となり、ナショナルズは好機を逃す結果となったこと(打者のロブレスは「ボール」で四球と思い、一塁へ進もうとしました)。
第一と第三は、この試合の両チームの明暗を分けた重要な判定であったと私は考えます。
ま、審判には逆らえませんが(逆らえば即退場の恐れがある)、判定の一貫性がないなと思いました。これってビデオ判定できないのかな・・・できないか・・。
といった感じです。
審判の判定はさておき
正直なところ、少し興ざめしております。
あ、審判にではなく、3試合の結果に対してです。
点差が大きい、もしくはナショナルズ打線が点を取れずに3連敗したのは、
アウェイで2勝した時とちがうので。
アストロズが点をたくさん取るのは、大体予想できることだったのですが、こうも点差が開いた勝敗を見ると、実力差がはっきりと出ているので、あまり面白くないかな、と。
もしかしたらのことですが、DH制も関係するのかな。アストロズホームになると、投手は打たずに指名打者(守備にはつかなくていい投手の代わりの打者)を立てるのは、日本野球のパリーグで馴染みのある制度ですが。
あと、もう一つのもしかしたらですが、敵地(アウェイ)の方がファンの期待を間近に受けなくていい分、肩の力が抜けて集中できるのかなーとも考えてみたり。
要するに、第6戦はナショナルズが勝って第7戦までもつれて欲しいということを言いたいだけですが。このままの流れで終わってほしくない。後々語られるぐらいの激戦を勝手に期待するウルすけでした。